はらぺこ北海道〜その2 Hokkaido Trip #2

2012.12.31

冬の北海道はラーメンだろう、と言っておきながら、やはり鮨も捨てがたい。這ってでも行きたい。私の食い意地は衰える気配を見せない。

その鮨店は、すすきのに店を構える。北海道に来ると寄らせてもらっているが、いつも気持ちの良い鮨を食べさせてくれる。職人の腕はもちろんだが、店の雰囲気が良い。

さて、今回のナンバーワンネタは、ホタテである。野付半島産である。「野付産」ときいて鼻の穴が膨らんだ人は、すごい。この店のN崎さんによれば…、完全養殖が主流のホタテにあって、野付産は稚貝を海に放流するのだそう。オホーツク海のプランクトンなど海の恩恵を受けて育った野付産のホタテは、通常のホタテの2周り以上の大きさになる。 ちなみに、写真のホタテは、1つを三等分にした厚みである。ねっとりではなく、むしろサクサク、に近い歯ごたえで、甘みが強い。

野付のホタテ漁は、海域を区分けし4年ごとに漁をするのだそうだ。ホタテがちょうどほどよい大きさになり、美味しくなるのが4年目なのだそう。 image

 

 

 

 

 

年納めに相応しい美味しい鮨であった。

みなさまもどうぞ良いお年をお迎え下さい…。

 

 


はらぺこ北海道 Hokkaido Trip #1

2012.12.27

北海道に来ている。寒いがこれぞ「冬」という感じがし、頬にあたる冷たい空気も気持ちいい。

さて、さむい北海道グルメ一食目は、ラーメンである。外は凍てつく寒さだが、熱々のラーメンを一口頬張れば、熱さが五臓六腑にしみわたるようだ。写真は千歳にあるIORIの味噌ラーメン。写真を撮る前に思わず箸をつけてしまったため、綺麗に盛り付けされたネギやモヤシが崩れているが、テーブルに運ばれて来たときはうず高く野菜が盛られておりました…。個人的に、茹で野菜よりも、シャッキリ炒めた野菜の方が、味噌ラーメンには合うと思う。スープに香ばしさが加わっており、私好み。なにより最後までやけどしそうな熱々のスープが嬉しい。

東京にいると醤油ラーメンばかりなのに、北の冬はやっぱり味噌ラーメンが、うまい。

image

 

 

 

 

 

 

 

 

Miso Ramen at IORI, Hokkaido. This ramen is in rich in miso flavor with fried vegitables. When you slurp up super hot noodle…Mmm so tasty and feel the warmth spread through your body.

 

 


冬のかき氷とあったか林檎 Winter shaved ice and hot apple

2012.12.22

冬のかき氷。
ロシアの人や北海道の人は、寒くてもアイスを好んで食べると聞く。

先日、夏には予約が入れられず断念していていた銀座のビアバー「麦酒屋るぷりん」を念願叶って訪問。
ここは日本国産のビール、ワイン、ウイスキーを出すお店だが、天然氷とオリジナルシロップで作るかき氷でも有名だ。
今シーズンの天然氷は終了していて、現在は純氷を使用とのこと。
温かい料理をいくつか食べ、体を温めた後でいざ、かき氷。「番茶」味を選ぶ。
常温にしばらくおかれ、ふわふわと削られた氷を一口頬張ると番茶の香りがひろがる。中にはあずきも。
とても食べやすい美味しいかき氷だったが、正直言えばかき氷は「暑い〜あづい〜」と喉が乾いた状態で、がっつくように食べるのが一番美味しいかもしれない。
kori

 

 

 

 

 

You can eat shaved ice through a whole year at “Lupulin”, Tokyo (Ginza).
Left photo is a shaved ice with coarse tea syrup.

 

というわけで、今日はバニラアイスに温かい林檎煮をのせて食べた。
冬の室内で食べるにはこのくらいが私にはいいかも。
apple_2

 

 

 

 

Home made cooked apple on the ice cream.

 

 

 


Glass Design from Finland, the Land of Forests and Lakes

2012.12.17

サントリー美術館で開催中の「森と湖の国 フィンランド・デザイン」展に行ってきた。
18世紀後半から現代に至るフィンランドのガラス作品にフォーカスをあてた展覧会である。

フィンランドに最初のガラス工房ができたのは1681年。ちなみに日本では徳川綱吉が5代将軍となった頃(1680年)である。フィンランドではこの頃からすでに使いやすくシンプルな日用品としてのガラス製品が登場している。本展では18世紀後半から現代に至るガラス作品約150件を中心に、18世紀後半~1920年代 黎明期、1930年代 躍進期、1950年代 黄金期、1960・70年代 転換期、フィンランド・ガラスの今 Art&Life、という5章にわたる展示構成で、フィンランド・デザインの魅力を紹介している。

finland_1

入口のインスタレーション 。幾重にも重なった薄布にオーロラや雪が降る映像を投影している

日本でも人気の高い、アルヴァル・アールトやカイ・フランクの古い作品が見られるのも楽しみのひとつだ。他にもタビオ・ヴィルッカラ、ティモ・サルバネヴァ、オイヴァ・トイッカなどの美しく、繊細な作品を近くで堪能することができる。
「アールトの花瓶」は湖の形をモチーフにしたと言われているように、彼らを取り巻くフィンランドの美しい自然は作品の形となり、それぞれの作品の色使いは、自然から感じ取ったものなのだろうと思わせる。

本展では現在もイッタラ社で製造されている作品(当時のもの)も展示されているが、普段売り場で目にするいくつも重ねられた量産品も、こうして1点ずつ淡い照明があてられ展示されていると、売り物としての「器」ではなく、あらためて「作品」として見入ってしまった。

finland_2

 

 

 

 

 

 
3階吹き抜けスペース イッタラ社のバードシリーズ

finland_3

出口付近のバードシリーズ

使いやすさと美しさの双方を備えた、フィンランド・デザイン。
この機会に足を運んでみてはいかがだろう。
会場:サントリー美術館
開催期間:2012年11月21日(水)~2013年1月20日(日)
*この後、4月から大阪、10月から札幌でも巡回

 


忘年Xmas会 End-of-the-year party

2012.12.16

忘年会の季節。我が家でも忘年会兼プチXmas会をやりました。友人が腕を振るってくれたのは、下仁田葱と肉団子の味噌鍋。葱は粉を付け一度焼いているのでとても香ばしい。とろみもつく。他に里芋とこんにゃく、それにたっぷり柚子が入っている。お腹をさするほど食べたら、からだもポカポカ。葱に甘みがのった、冬におすすめの鍋!
image Shimonita leek and meat ball miso nabe

食後にいただいた友人作シフォンケーキも絶品。ケーキはシンプルに、添えるクリームに濃いめに淹れた紅茶液が少量入っている。比重の重いものをシフォン生地に混ぜると、うまく膨らまなかったらどうしよう…と、初心者は不安かもしれないが、このクリームに味をつける方法なら安心だ!

image

 

 

 

 

 

 

Tube cake with black tea taste cream

 


« 前の記事