木のうつわ やさしいうつわ Wooden plate

2013.01.16

夏に注文していた器が出来上がってきた。嬉しい。すごく嬉しい。
北海道幕別町で親子3人で作っておられる、「工房 十勝の木のうつわ」。
写真からもおわかりのように、なんといっても木目が美しい。
雑誌を読んで知ったのだが、主宰の佐々木要さんは、元木材会社で長年勤めていたそうで、とにかく木にお詳しい。
木のことを知ろうと、自宅に木を持ち込んで沢山の木に触れて学んだそうだ。
今や数多く木工品を制作する工房があるが、製材の仕方までわかる作家さんが、どれだけいるだろうか?

さて、今回は同じデザインで異なる木材を用い制作していただいた。
それぞれ性質の異なる木材を、同じ型に成形するというのは相当な技術を要するのだと思う。
作る方の苦労も知らず、「北海道の木で!」と5種類も。出来上がってきた作品はどれも素晴らしかった。

木によって重さや柔らかさ等の違いも比較できて面白い。
例えばヤナギは軽くやわらか、タモやミズナラはぐっと重みがある。
木目を生かすシンプルなデザイン、木に対する愛情が感じられる作品だ。
材が違うだけで実に様々な表情があり、何を盛ろうかと楽しみでならない。
教室でも使用するので、是非実際に手に取って真近に木目の美しさや手触りを楽しんで下さい!

kinoutsuwa

 

 

 

 

 

 

 

 

上に乗っているのが、ハルニレ。右上から時計回りにタモ、カツラ、ヤナギ、ミズナラ。
Top one is Japanese elm. Clockwise from top right, Japanese ash, Katsura, Yanagi (salix) and Japanese oak.
They have so beautiful grain.
It tells that they have reliable woodworking skills.
I’m going to use these dishes at LOCCA’s cooking class!