春パスタ Spring pasta

2013.02.27

ふきのとう味噌とくるみのパスタをつくった。
ふきのとう独特の苦みが、食卓に春を呼ぶ。

ふきのとう味噌は土鍋で作る。
土鍋で炊くとなぜか黒ずみが少なく、火のあたりのせいかやさしい味に仕上がる気がする。
(3月の料理教室Aコースでご紹介します)

パスタには美味しいエキストラバージンオリーブオイルを使うこと。
ふきのとうの苦みとオリーブの香りは相性がいいと思う。
色味を考えると菜の花の緑を入れても良かったかも。

fukipasta

 

 

 

 

 

 

お皿は、イイホシユミコさんのもの。
台東区にあるitonowaさんオリジナルバージョン。
イイホシユミコさんのunjourシリーズと形は同じだけれど、色が微妙に違う。
シンプルでマットな質感の磁器皿。
磁器なのに、陶器のようなおもむきもある。釉薬のかけ具合で1点1点表情が異なる。
どこにでもありそうで、どこにでもない、「イイホシさんの作品だな」と思わせる確かな個性がある。
しかし料理をのせると、しっくりと溶け込みお皿だけが目立つということがない。
日常的に使えるお皿なのに、毎回使う事が嬉しいと思えるワクワク感をよぶお皿だ。

itonowasara

yumiko iihoshi porcelain
“unjour” itonowa orifinal version dia.26.7cm
A porcelain plate but also it has earthy taste.
They made in bulk but each of them looks different because their glaze.
Every time I feel enjoyment to use her porcelains!

 


春遠からじ Waiting for spring

2013.02.25

冬来たりなば春遠からじとはいうが、大雪のニュースを見ると余計に春が待ちきれない気持ちになってくる。
すぐそこまで来ているのだろうが、まだ今週末も寒くなるようだし。

しかしスーパーには春野菜が増えてきた。
料理教室に使うお花もヒヤシンスを飾ってみたり。
目から春を感じるのも、いいですな。

hana

 

 

 

 

 

 

Hyacinth

 

ついでに、まだ気が早いが・・・さくら茶を飲んで気分だけでも春を呼んでみた。

sakuracha

 

 

 

 

 

 

Sakura tea. Salted cherry blossoms and hot water.
Long for spring…


郷土料理 Local dishes

2013.02.19

ヨーロッパ旅行から帰ってきた友人が土産物を携えて遊びにきた。
フランス産の塩やイギリスの紅茶など、嬉しいお土産。
九州出身の彼女はその他に、お重にぎっしりと「かしわ飯」を作ってきた。
これがすこぶる美味いのだ。何度も食べているが毎度、うなる。
もっちりとした米に、醤油で炒め煮された牛蒡や鶏などの味が染み渡っている。

彼女曰く、九州の醤油や“親鶏”が東京では容易に手に入らないので、それらを使わないと本物の味にはならないらしい。
確かにいわゆる若鶏ではなく、親鶏を使った方がもっとこっくりとうま味が濃く、九州醤油の甘さでさらに奥深い味になるだろう。都内でもアンテナショップに赴けば、ある程度の食材は手に入るのかもしれないが、スーパーに「ちょっと買い物に」行く気軽な感じで買えないのがくやしい。

狭い国土とはいえ、日本には全国各地にその土地ならではの美味しいものがある。
そして意外なほどに、よその土地の「当たり前」な食材について知らなかったりする。
郷土料理。
味覚からその土地に興味を持つのも、また楽しい。

写真はお重に入ったのが、かしわ飯。
その下が海苔とブロッコリーのサラダ(ほぼ下が見えないが・・・)
カマンベール あんぽ柿乗せ
鶏団子とわかめのスープ

kashiwa

 

 

 

 

 

 

 

 

I enjoyed local dish of Kyushu area, “Kashiwa-meshi”made by my friend (in the box).
Each part of the country takes pride in its local dishes. Some ingredients hard to find even in Tokyo.
So if you have any chance to travel countryside of Japan, try their local specialties!


魚食名人箸 Amazing chopsticks

2013.02.15

毎日使う箸。
サイズ感や見た目も選ぶ要素ではあるが、“箸さばき”(という言葉があるかはわからないが)がいいものを選びたい。
我が家では、大分県日田市・大内工芸さんの「ダイヤカット研出箸(とぎだしばし)」を愛用している。

機械化・大量生産が多い中、手作業にこだわって職人さん達がつくる竹(孟宗竹)の箸である。
画像だけではわかりにくいかもしれないが、箸先がとても細い。
細いが竹製だけに軽くて丈夫、先端部分が実に綺麗に研がれている。
なんといっても魚が食べやすい。猫に食べさせるところも無いほど綺麗に細かい骨の間まで身が取れる。
人に見せたいくらいだ。

大内工芸の方にお話をうかがう機会があり、愛用していることを伝えたところ、
「これだけ細いものをきれいに作れるのはうちだけです」と笑顔でこたえてくださった。
もしかすると他にも同じように技術の高い工房はあるのかもしれないが、きっぱり「うちだけ」と言い切れるのは、
それだけ商品に自信があるからこそ。

最近は都内でもこだわりの雑貨店などで見かけることが増えた。
魚好き、使いやすさを求める方に是非おすすめしたい箸である。

hashi

 

 

 

 

 

 

A pair of really useful bamboo chopsticks by Ouchi-kougei.
The tip of chopsticks is very fine but it’s easy to use.

 


乾物を見直そう Dry foods

2013.02.06

乾物ってもっと見直されていい気がする。
長期保存が可能で、栄養もぎゅっと詰まっている。
水で戻すだけで使えるなんて、言ってみればインスタント食品だ!

というわけで今夜はこんな食事。
忙しい時にもとっても便利。
冷凍にしておいたご飯に、お味噌汁、そして今月のメニューにも登場している新海苔!
メインは残り物でもいいって日があるじゃないかー(写っていないが)。今日はそんな日。

今日は雪も降った東京。気温も昨日にくらべてぐっと下がったので、こんな体が温まるお味噌汁はどうだろう?
あらかじめストックしておいた出汁を使った。具材は里芋と切り干し大根。
切り干し大根は生の大根にくらべ、ミネラルやビタミン、鉄分など栄養が豊富に含まれる。おまけに切る手間が随分はぶける!一口大に切るだけ。
飛騨の田舎味噌と、九州の麦味噌の合わせ味噌にしてみた。葱をちょちょっと散らして。

手抜き料理だけど、ちゃんとお腹も気持ちも満足。

kiriboshi

 

 

 

 

 

 

Use more dried foods!
I used “Kiriboshi daikon” (dried strips of radish) for miso soup tonight.
Kiriboshi daikon has is a dried product of daikon (Japanese radish).
If you compare kiriboshi daikon with a raw Japanese radish, kiriboshi daikon content  much more mineral, vitamins, iron and etc. It’s a nutritious food and easy to cook!
I also ate roasted laver. They are newly laver in this season. Smells so good…
When you go to Japanese supermarket, please try those Japanese dried foods!

 


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