満開 The cherry blossoms are in full bloom in Tokyo!

2013.03.23

22日、気象庁は東京の都心部などで桜が満開になったと発表した。
東京都心の桜の満開は、昭和28年に統計を取り始めてから2番目に早く、去年より15日、平年より12日早いそうだ。
お花見を急遽早めている人達も多いのではないだろうか。

桜を見上げる The cherry blossoms are in full bloom in Tokyo now.
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沈丁花の甘い香りが辺りに漂う
Winter Daphne smells so sweet…

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夜はフランス人カップルと久しぶりの再会。
下の写真手前は北海道・白糠町「チーズ工房 白糠酪恵舎」のスカモルツァ・アフミカータ。
モッツァレッラを風乾して、さらに山桜チップで燻製にしてある。
そのままでも美味しいが、ジャガイモの上にのせてオーブンで焼いたら・・・悶絶級の旨さ。
左の器に入っているのは、カッテージチーズとアンポ柿のペースト。
この他、蛸飯と自慢の出汁を使ったお味噌汁を供した。麹や味噌、出汁の話でかなり盛り上がった。
味噌汁をテーブルに運んだとたん、「香りが全然違う!」と驚いていた。さすが香りに敏感なフランス人!

French friends visited my house and we had a wonderful night.
The lower photo is “Scamorza Affumicata” by “RAKUKEISHA” in Hokkaido.
Dried mozzarella and smoked with wild cherry tree tip.
It is really delicious itself but if you cook them, you’ll enjoy more tasty, milky flavor.
The left one is the paste of cottage cheese and Anpo persimmon.
I also served an octopus rice and miso soup using the traditional Japanese soup stock.
As soon as I carried miso soup to their table, “fragrances are entirely different”! they said.
The French who are indeed sensitive to a fragrance!
We’ve talk up a storm about malted rice, miso, Japanese soup stock “dashi” and other relating Japanese foods.

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トレーのようにも使える山桜のお皿は、北海道・幕別町「工房 十勝の木のうつわ」のもの。
写真ではよくわからないが、木目の美しさは木の器をつくる工房は沢山あれど群を抜いていると思う。裏面も美しい!
ご興味のある方は、3/26まで伊勢丹新宿店『春のクラフトフェア – 暮らしの中のメイドインニッポン』に出展されている。

Mountain cherry blossoms wooden plate made by “Atelier Tokoachi no kinoutsuwa“.
It has beautiful grain on both sides.

トルコ桔梗の花束をもらい、家の中にも春があふれた。
French friends brought me this lovely eustoma.
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ドロシー先生 Drocie sensei

2013.03.19

友人の粉狂家ドロシー先生がやってきた。
先生は粉に触れ、まみれることに幸せを感じるようだ。
さて、この日は「点心大会をしようではないか」という先生が、大会というわりには一人で春餅と水餃子を作ってくれた。

春餅(チュンピン)は、主に中国北方で食べられる伝統的な料理。本来は立春を祝う料理だが、普段からも食べるようだ。
粉と水を練って寝かせたものを円形に伸ばし焼いたものに、肉や野菜などを巻いて食べる。北京ダックに似ている。
肉は豚肉を細切りにし、甜麺醤などで甘辛い味付けに。野菜はもやし、葱、キュウリなどを用意。

生地を練り始めて嬉しさを抑えきれないドロシー先生
Drocie sensei who loves flour cooking kneading a dough.
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生地の硬さを確かめるドロシー先生
Drocie sensei checking a dough

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生地をのばすドロシー先生
ヒートテックを若干袖口から出すのがポイントか。
Drocie sensei doesn’t care her heattech protruded from her sleeve!

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テーブルに並んだ春餅 chūnbǐng It’s similar to Peking duck.
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Wrap some seasoned pork and vegetables with cooked dough .

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水餃子 (豚・セロリ・香菜)Boiled Gyoza (pork, celery and fresh coriander)
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春餅は甜麺醤味が食欲をそそり、水餃子は皮のもっちり感と肉汁したたる具材がベストマッチ、絶品でした。
I just can tell you they were so yummy…!!
I hope she will teach some flour cooking at LOCCA someday.

 


梅か桜か Spring foods

2013.03.17

東京でも桜が開花したそうである(まだ近所では見ていない)。
少し前まで「今年は寒い!」と言っていたのに、まだ雪が溶けない地方も沢山あるというのに。
桜といえば、そうだ桜餅をまだ食べていない、と和菓子屋を覗く。

実を言えばあまり甘いものは得意ではない。嫌いではないのだが、少しでいい。
ゆえに食べるならば、おいしい好みのものを極力食べたい。
出来れば甘いだけでなく、塩気もほどよくあるものが望ましい。

さて、桜餅。
青山に出たので「紅谷」さんへ。こちらは餅米を蒸して餡を包んだ道明寺と、焼いた薄い皮で餡がくるまれた長命寺タイプと2種類おいてある。私が好きなのは道明寺。
大抵1枚の桜の葉でくるりと餅を巻いているものが多いが、こちらのものは上下2枚の葉ではさんである。
塩気と、桜の香り、そしてこし餡。ほうじ茶をすする。
たまらない。
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Sakuramochi (Domyoji type)…cherry flavored soft sweet rice cake with roasted tea.
Beniya in Aoyama.

桜餅を堪能した後で、友人から犬の形をした小瓶をもらった。
なかなか愛嬌のある顔をしている。
このわんこ、うっすら色がついているのだが中は梅酒であった。
リーフレットを読むと、動物の形をした小さな瓶にお酒を入れた”petit animal”というものであるらしい。
8種類のボトルにはそれぞれ意味もあり、このわんこはBuddy Dog。仲間を意味するのでこれは友人向けのギフトだそうだ。
ボトルは全てハンドメイド。
梅か桜か、どちらもいい春の日でありました。。。
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“Petit animal”…My friend gave me this cute plum brandy “Buddy Dog”!
This is handmade bottle. They have eight kinds of bottle and each bottle (animal) has different flavor.

 

 

 


集合 Glasses

2013.03.14

金沢の辻和美さんが作るガラス器。
特に躍起になって集めたわけではないのだが、たまたま出くわす度に少しずつ手に入れてきた。
いつのまにか集合できるまでになってきた。
実は割ってしまったものもあるのだが・・(直そうと思って箱の中で待機中)
一番新入りはサラダの入った器。色がシックで美しい。

tsujisan1tsujisan2 Glassware by Kazumi Tsuji

 

 

 

 

 

グレーや深緑が入ったような色合い。こういうくすんだ色は食材の鮮やかさが映えるので、すきだ。

器の中はチンゲン菜ばなのサラダ。
写真ではわかりにくいかもしれないが、細長いチンゲンサイの先に小さな黄色い花が咲いている。
はちみつドレッシングと和えた。

〜チンゲン菜ばなサラダ〜
マヌカハニー大1に塩小1/2、酢大1 1/2を混ぜながら加える。
オリーブオイル大2弱を少しずつ混ぜながら加える。胡椒で味をととのえる。
菜ばなを80度位のお湯でさっと茹で氷水にとり、よく水気を絞り食べよい大きさに切り、ドレッシングで和える。

〜Qing-geng-cai Nabana Salada〜
<Honey dressing>
Combine and mix well 1 tbsp honey, a half tsp of sea salt, 1 and a half tbsp of vinegar, two tbsp of olive oil and black paper.

Cook the Nabana for approx. 20 seconds in approx. 80℃ water. Once cooked, immediately immerse them in a bowl of cold water to brighten their green color. Squeeze out excess moisture and dress then in a honey dressing.

 

 


日本酒 Sake

2013.03.10

発酵食品を愛してやまない友人が、お酒に弱い人(わたし)にも美味しく飲めるだろうと、宮城県の酒造会社、一ノ蔵の「すず音」を持ってきてくれた。
アルコール度数は清酒の約半分、5%程度。
グラスに注ぐとシュワシュワ〜と泡が立ち上がり、口に含むとほのかに麹の甘酸っぱい香りがひろがる。
飲みやすいだけでなく、美味しい!
体質的に沢山アルコールは飲めないけれど、お酒の味は嫌いじゃないという人には本当におすすめしたい。
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Sparkling sake “Suzune” by Japanese sake brewery, ICHINOKURA.
This sake is the perfect drink as an aperitif.

 

もう1本は、今回の食事会のために用意した、「北海道限定 特別純米 男山」。
美山錦を原料に精米歩合52%で作られた純米酒。北海道の冬をイメージして作られたお酒らしい。
すっきりとした味わいで飲みやすい。
otokoyama

 

 

 

 

 

 

 

 

“Special Junmai Otokoyama” by another Japanese sake brewery, OTOKOYAMA.
This sake has refreshing taste and it was made in the image of winter Hokkaido.

もうすぐお花見のシーズンがやってくる。
食事に合う飲み物を選ぶのも、また楽しい。

 


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