FOODEX JAPAN 2013

2013.03.05

3月5日から8日まで幕張メッセで開催中のFOODEX JAPAN という業界関係者向けの展示会に行ってきた。
アジア最大級の食品・飲料専門展示会で今年で38回目となる。
会場は様々な国の食材などが並び、試食も多いのが楽しいところ。
中でも日本各地の出展ゾーンは興味深い。
それぞれ工夫をこらした加工品や調味料、生鮮食材が所狭しと並ぶ。

とりわけ北海道には心躍る食材が多い。
ししゃもといえばむかわ町が有名だが、実は全道の25%前後は釧路で水揚げされているのだそうだ。
「釧路ししゃも」と名付け、PRも積極的だ。
焼きたてのししゃもを試食させていただいたが、非常に香り高く美味しかった。
ししゃもは日本にだけ分布する日本固有魚。北海道の太平洋岸にしか生息していない。
ちなみに居酒屋で出てくるししゃもの多くは、ししゃもとは全く違うカペリンと呼ばれる魚だ。

他にも釧路定置トキシラズは、見るからに脂がのっており一口食べるととろけるようだ。
釧路沖の春定置網で獲れたトキシラズを船上で活〆しているそうだ。

そして以前から食べたくて食べたくて興味津々だった、白糠酪恵舎さんも出展されていた。
思わずにじり寄ってしまう。
美味しいチーズは美味しい牛乳からしか作られない、と白糠町の酪農家を中心に立ち上げられ、
白糠の風土に合うイタリアンタイプのチーズを製造・販売されている。
チーズは使う生乳を運ぶ過程にも気を遣うそうだ。運搬時の揺れもチーズの出来に大きく関わってくるという。
こちらの製品は、そのまま食べてももちろん美味しいが、調理をすることでより美味しくなるようなものが多い。

それから鮭から作った「鮭ぶし」も興味があった食材のひとつ。
魚臭くないのだろうかと思っていたのだが、臭みは無く実に上手く鮭の「旨味」成分を引き出している。
いろいろな料理に使えそうだ。

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Kushiro (east of Hokkaido) brand products and their booth at FOODEX JAPAN 2013.

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Dried salmon

 

 

 

 

 

 

 

 

 

実際に味わってみたかった様々な食材や、初めて見る全国各地の食材に触れ、
生産者のお話を直接聞く事が出来、とても勉強になった。
料理教室でも今後メニューに組み込んでいきたいと思うのでお楽しみに。