モーニング餡子 Morning anko

2013.07.26

yudeazuki and tsubuan餡子好きにとって、朝から小倉トーストを食べることは心躍る出来事なのだろうか。
餡子が苦手なわたくしには、その心はなんともわかりにくいものだが・・・フランスから一時帰国中の、餡子大好き友人(餡子先生)に食べてもらおうと小豆を煮てみた。
「ゆで小豆」に少し甘みを加えたものと、水分を飛ばした「粒餡」の2種類を作った。
家の中に小豆が煮える香りが広がるのがわかる。夏はあまり火を使いたくないが、それでもたまに家の中に何か煮物の匂いがするのはいいなぁ、と思う。

antoastansand

さて、明くる日の朝。粒餡とバター、ホイップした生クリームを前に、前述した餡子先生にアドバイスしてもらいながら小倉トーストを作った。
まずはパンをトーストする。そこへ薄くバターを塗り、餡をのせ、生クリーム。もう片方のパンにも薄くバターを塗りサンド。
先生に食べていただき、感想をうかがう。「餡の量が足りない」。なるほど!そうかそうか、わたくしは自分が苦手なものだから知らずに餡子の量をまるでジャムを塗るがごとく少なくしてしまったが、小豆を感じるにはバランスというものがあるのであった。雑誌でみた小倉トーストの餡の量は、なるほどパンの厚みに匹敵するほどであった。今Googleの画像検索をしてみたら、想像以上の量の餡子がサンドされていた・・・驚愕。トーストしないタイプも作ってみた。こちらには生クリームと粒餡をあらかじめ混ぜたものを挟んだ。餡子先生曰く「小豆を感じるには、やっぱ粒餡」だそうだ。今回は、己の苦手意識から恥ずかしいくらいの少量餡子の、負け犬的な小倉トーストになってしまった。

餡子先生の総評:「餡子自体は良し。小倉を心おきなく 楽しむにはサンドするよりも、トーストの上に粒餡を隙間なく厚めにのせ広げ食べる方が良い。サンドタイプは横から餡やクリームがはみ出てくるから、小倉に 集中できん。」餡子は深い。

Today’s topic is “Anko”. Anko paste is used in many Japanese sweets. Anko made from red beans and sugar.
I made “Ogura toast” (toast with anko paste and whipped cream) for my friend as her morning. She loves anko.
Actually, I’m not good at very sweet stuff. Anko as well. Anyway, I asked how’s my Ogura toast to my anko sensei(above friend). She said that anko is fine but need more anko!!
Oh my….I thought it would be enough but I just spread anko like a butter. If it’s too thin, that is NOT good balance to make a satisfying Ogura toast. Need more anko almost same thickness of bread. There is always more to learn.